東京都議選が13日、告示される。1400万人超の都民を代表する立場である都議は、どのような役割を担っているのか。4年に1度の選挙で、この4年間の働きぶりや、今後、都政とどう向き合うかが問われることになる。
都を含む地方自治体は、首長と議員をそれぞれ選挙で選ぶ「二元代表制」と呼ばれる制度をとっている。そこで議会が担うのは、首長の行政運営をチェックしつつ、予算案や条例の可否を判断することだ。
大企業が集中する東京は、景気に応じて税収が一気に増える傾向にある。税収が過去最多となった都の2025年度予算は約17兆8千億円(全会計の合計)にのぼり、スウェーデンの国家予算とほぼ同規模となっている。
潤沢な予算をもとに、高校授…