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河口湖の北に位置する黒岳からの眺望。富士山や南アルプスの山々も望める=守屋二郎さん提供
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 初心者でも登れる日本百名山として人気が高い大菩薩嶺(だいぼさつれい)など、山梨県東部の登山エリアを網羅した地図「大菩薩連嶺・中央線沿線の山 登山詳細図」が完成し、20日に発売される。全184コースを紹介。それぞれのルートの状況や難易度、危険箇所などがひと目でわかる。詳しいコースガイドも添えられている。

 手がけたのは、東京都武蔵野市に住む守屋二郎さん(57)。2010年以降、高尾山や奥多摩、丹沢などの「登山詳細図」を発刊した。日本勤労者山岳連盟の元会長で、昨夏亡くなった父・益男さん(享年87)とともに山を登って調査や地図作成のノウハウを身につけ、ここ10年ほどはほとんど1人で作ってきた。

3年以上かけて完成

 新作に掲載された登山エリアは、JR中央線の鳥沢駅(山梨県大月市)から塩山駅(甲州市)まで。北は黒川鶏冠山(同市)、南は河口湖、とこれまでに作ったどの地図よりも広い。ボランティアの仲間たち計32人の協力も得て、3年以上をかけて完成させた。

 広大な掲載エリアの中でも…

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