ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングス(HD)は近年、空港や高速道路のサービスエリア(SA)などでの飲食提供を受託する「コントラクト事業」を伸ばしています。そのねらいを阿部正孝社長に聞きました。
主要100社景気アンケート
朝日新聞の「主要100社景気アンケート」で、各社の経営陣にインタビューした内容を随時配信します。
――コントラクト事業はどんなところで手がけているのですか。
「1990年代から病院給食や社員食堂、老人ホームでの食事を提供してきました。M&A(企業合併・買収)で事業を広げ、いまは空港や高速道路のSA、人の集まるイベント施設などへの出店を強く意識しています。羽田、成田をはじめ国内の主要空港のほとんどに入っていて、東名高速道の海老名SA(神奈川県海老名市)や東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリア(千葉県木更津市)のほか、東京ビッグサイト(東京都江東区)や幕張メッセ(千葉市)にも出ています。7月にはプロバスケットボールチームの千葉ジェッツの本拠地となる千葉県船橋市のアリーナでも受託しました」
――引き合いが増えているの…