一面の雪景色に観光客らは目をみはっていた=2025年2月2日午前10時26分、神奈川県箱根町、清水敬久撮影

 「この冬一番の強い寒気」が日本上空に流れ込む影響で、4日以降、日本海側の広い範囲を中心に大雪となりそうだ。強い冬型の気圧配置は数日続く見込みで、気象庁と国土交通省は3日、会見で大雪に対する緊急発表を行い、車両の大規模な立ち往生を防ぐため、不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。

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 気象庁によると、6日ごろをピークに「数年に1度の強い寒気」の南下が予想されている。日本海上にはこれまでも災害級の大雪をもたらした「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)が発生し、東北から山陰にかけて局地的に強い雪を降らせる可能性がある。普段は雪が少ない東海や九州南部、太平洋側でも大雪となる地域もありそうで、広い範囲で8日ごろまで影響が残り、路面凍結や電線への着雪に加え、暴風や高波にも警戒が必要だ。

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 5日午後6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで、東北・北陸で100センチ▽東海で70センチ▽北海道・近畿・中国で50センチなど。

 6日午後6時までの24時間では、北陸で100センチ▽東北・東海で70センチ▽北海道・近畿・中国で50センチなどの降雪が予想されている。

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