岐阜県白川村の世界遺産・白川郷合掌造り集落で13日、ライトアップが始まり、雪に覆われた三角屋根の家並みが闇夜に浮かび上がった。
真冬の恒例行事だが、近年はかやぶき屋根に雪が積もらないことが多く、今年は開催を減らし2月2日まで4回実施する。
ただ、この日は先週の大雪もあって積雪は十分。訪日外国人客(インバウンド)を中心に約4千人の予約客が白銀の幻想的な世界を楽しんだ。
白川郷観光協会の今藤建二副会長(51)は「雪が多く、観光客のみなさんにとって最高のライトアップになった」と話した。
地元のライトアップ委員会はオーバーツーリズム対策として、集落や展望台への立ち入りをチケット制とし、指定駐車場予約者やツアー参加者などに制限している。