昨年度の山梨県内の公立高校卒業者の就職決定率は98.6%(前年度比0.4ポイント増)で、比較可能な2004年度以降で4番目に高い水準だったことがわかった。県教育委員会が5月23日、今年3月31日現在の状況として発表した。
高校教育課によると、公立高校卒業生4784人(前年度比143人減)のうち就職希望者は797人(26人減)。このうち、786人(22人減)の就職が決まった。男女別では、男子98.8%(0.4ポイント増)、女子98.2%(0.4ポイント増)、課程別では全日制99.2%(0.7ポイント増)、定時制90.2%(3.7ポイント減)となった。また、就職先は県内89.7%(1.1ポイント減)、県外10.3%(1.1ポイント増)で、ここ数年と同じ傾向だった。
同課は「企業に人手不足感があり、求人は堅調だった」と分析。今後も山梨労働局などと連携して、就職支援の取り組みを続けるとしている。