雇用

 厚生労働省と文部科学省は23日、2025年春に卒業した大学生の就職率(4月1日時点)が98.0%で、調査を開始した1997年卒以降で過去2番目の高さだったと発表した。過去最高だった24年卒の98.1%からわずかに下がったものの、初めて2年連続で98%を上回った。

 厚労省と文科省による共同調査。就職率は就職希望者に占める就職者の割合で、新型コロナウイルスの感染拡大によって、21年卒は96.0%、22年卒で95.8%に下がったが、今回の水準は、ともに98.0%だった18年卒と20年卒にならんだ。厚労省担当者は「コロナの影響はもうなくなった」と話した。

 地域別では関東地区の就職率が最も高く、98.7%だった。企業の人手不足感は強く、求人が求職を上回る「売り手市場」が続いている形で、文科省が23日発表した今春卒業した高校生の就職率も98.0%だった。3年連続で98.0%となった。

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