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関大に2連勝し、喜ぶ京大の選手たち
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 野球の関西学生春季リーグは7日、わかさ京都で2回戦2試合があり、京大が関大に3―1で競り勝って2連勝。連盟によると、京大が開幕戦からの連勝で勝ち点を挙げたのは1982年に現行のリーグ戦が始まって以来、初めて。近大は3投手の継投で関学大を2―0と零封し1勝1敗とした。

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 (7日、関西学生野球春季リーグ第1週2回戦 京大3―1関大)

 京大野球部の歴史に新たな1ページが加わった。初めて開幕戦からの2連勝で勝ち点を挙げた。

 昨秋の王者・関大を相手に、自分たちが求める野球に徹した。光ったのは四回の攻撃だ。

 2死一、二塁で、小城翔太(4年、神戸)が代打に起用された。1ストライクから走者2人がスタート。遊撃手はカバーに入ろうと二塁ベース側に動き、小城がツーシームを引っ張った打球は広く空いた三遊間を抜けて左前へ。2―0とリードが広がった。

 空振りならチャンスがついえ、試合の流れも変わってしまう可能性があった場面。大胆な攻撃に、小城は「(走者が)動いて来るかも、というのは頭にあった。きれいなヒットじゃなくてもアウトにならないようにと思った」とうなずいた。

 京大は1点差に詰め寄られた直後の九回にも、同じような形から追加点を奪った。2死二塁で二走が盗塁をしかけて相手の守備位置を崩し、左前適時打を演出したのだ。

 「どちらもノーサイン。選手たちが考えて、攻撃してくれた」。試合後、京大の近田怜王監督はそう明かした。

 小城も「ただ打っても点は取れない。攻めていった結果なら、ミスしてもOKというのはチームに浸透している」という。

 前日の開幕戦では侍ジャパンでも好投した左腕・金丸夢斗(4年、神港橘)から1点をもぎ取り逃げ切り。この日は積極的な野球で接戦をものにした。

 「選手は自信をつけていくと思う。次の同大戦で勝ち点を取れるかどうかで大きく変わる」。近田監督は表情を引き締めた。(松沢憲司)

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