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 学校法人白百合学園は8日、仙台白百合女子大学(仙台市泉区)を2027年度から共学化すると発表した。男女共同参画の推進や、入学者が定員割れしている現状を踏まえたという。

 仙台白百合女子大は東北6県唯一のカトリック系四年制大学。人間学部に4学科を設置し、現在は約600人が学ぶ。

 大学はホームページで「男女を問わず門戸を開放し、引き続き多くの方へカトリック人間教育の機会を提供するため」と説明。少子化による学生数減少に対応し、教育の質の維持向上に向けて規模を確保するとした。

 大学によると、ここ数年の入学者は減少傾向にあり、24年度の定員充足率は59%(収容定員1150人、在籍数682人)。男子学生の受け入れで「男女平等を推進し、教育の質を落とさずに提供する」としている。

 共学化するのは27年4月で、学生の募集は26年10月から始める。学部と学科の構成は変わらないが、学科の中にコースを新設する予定だという。

 白百合系列の学校では、ほかに盛岡白百合学園中高(盛岡市)26年春から共学化することが決まっている。

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