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展示中の金色のオニオコゼ=魚津水族館提供
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 富山県魚津市の魚津水族館で、全身が黄金色のオニオコゼが展示されている。縁起が良いとされる「7」の数字が並ぶ令和7年7月7日に合わせて一般公開が始まった。

 同館によると、6月27日に富山湾の入善町沖で刺し網にかかり、漁師が水族館に提供。通常、オニオコゼは海底に生息し、周囲の岩や砂の色に合わせて、黒や茶、灰色などが一般的という。

 今回展示されている個体は色素異常で、生まれつき金色だったとみられる。海中では目立ちやすい色のため、大型の魚などの天敵に襲われやすいので、成長するのは難しいとされる。

 体長約20センチの成体まで育ったのは、非常に珍しく、通常の色のオニオコゼ数匹と同じ水槽で展示している。

 担当飼育員は「とても珍しい色の魚なので、幸運が舞い込む縁起物として見に来てほしい」と呼びかけている。

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