海外旅行の促進を図ろうと、日本旅行業協会(JATA)は24日、新たにパスポートを取得する人を対象に一部の費用を補助するキャンペーンを始めると発表した。同協会に加盟する旅行会社や空港など計42社・団体が1人当たり5千~1万円前後を補助する。補助の総額は約2億円で、約2万5千人が受けられる見込み。
コロナ後、訪日外国人客(インバウンド)が増える一方で、日本を出国する人数(アウトバウンド)は伸び悩んでいる。2024年の海外渡航者数は約1300万人で、19年比の約65%にとどまった。外務省などによると、パスポートの発行数もコロナ前には戻っておらず、24年の保有率は約17%という。
偽造防止対策が強化された新…