空き家調査の結果を発表した和歌山大学の学生。右から順に、松本麟太郎さん、藤井千聖(ちさと)さん、増田夢弓(ゆめ)さん、井上敬渉(けいと)さん=大阪府泉佐野市 現場へ! 家じまい(3) 空き家を放置すると建物が傷み、相続が起きれば権利関係が複雑になりやすい。衛生や景観、治安などの面で周辺にも悪影響が及びかねない。関係者が増えると対応も難しくなる。 そこで、空き家を調べて持ち主に早期活用や処分を促す取り組みが、官民で広がる。 大阪府泉佐野市で3~9月、地元の不動産会社「情報都市」と、和歌山大経済学部の足立基浩教授(56)のゼミ学生4人が、空き家の状況を共同調査した。街づくりに詳しい足立教授に同社が声をかけた。 市内の古い建売住宅団地など…