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 京急逸見駅(神奈川県横須賀市)そばの住宅街の一角に、ログハウス風の小さな小屋がある。玄関には木製の表札。8畳ほどの部屋の中央にテーブルが置かれ、四方の壁は手製の地図や油絵、写真、絵ハガキ、帆船の模型など雑多な作品で埋め尽くされている。地域の人たちが2017年に結成した「コロボックルの会」の憩いの場だ。

 活動の中心を担う幹事会の9人は1人を除いて70代後半。60人ほどの登録会員の大半もそうだ。会長でガス販売会社役員の田口義明さん(77)は「気負わず、ゆっくりと、楽しく遊ぶがモットー。逸見ゆかりの歴史や文化を紹介し、地域の皆さんのそれぞれの活動を発信しているんです」と説明する。

「コロボックル物語」ゆかりの地

 発信する内容は逸見の自然や…

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