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太平洋・島サミットの開会セッションの冒頭で話す岸田文雄首相=2024年7月18日午前9時12分、東京都港区、小林一茂撮影

 世界遺産委員会で「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産への登録が決定したことを受け、岸田文雄首相は27日、首相官邸のホームページに「心から嬉(うれ)しく思う」とのメッセージを出した。佐渡金山について「日本の宝から世界の宝となった」とした上で、「これからもしっかりと守り、将来に引き継いでいけるよう、地元関係者の取り組みを支援していきたい」とつづった。

 首相は「世界の他の地域で機械化が進む16世紀末から19世紀半ばにかけて、伝統的手工業による生産技術を極限まで高め、17世紀前半には、世界の金の約1割を佐渡島で生産していたとも言われている」と主張。「機械工業に比肩する大量かつ高品質な金生産を実現した『佐渡島の金山』は、世界的にも比類ない稀有(けう)な文化遺産だ」とアピールした。

 世界文化遺産への登録について「多くの皆さんが待ち望んでいた喜ばしい知らせだ」とした上で、「この魅力溢(あふ)れる文化遺産を訪れていただきたい」とも訴えた。

 上川陽子外相も「誠に喜ばし…

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