【動画】佐賀駐屯地のオスプレイが長崎県佐世保市の相浦駐屯地に飛行訓練を始めた=上沢博之撮影

佐賀駐屯地からの飛行訓練で相浦駐屯地に初めて飛来し、砂煙をあげて着陸するオスプレイ=2025年8月25日、長崎県佐世保市、上沢博之撮影

 陸上自衛隊の佐賀駐屯地(佐賀市)に配備された輸送機オスプレイが25日、陸自の水陸機動団の拠点である相浦駐屯地(長崎県佐世保市)への飛行訓練を始めた。防衛省は、佐賀駐屯地への17機のオスプレイ配備の主な目的を「水陸機動団の部隊と一体的に運用できる体制を構築することにより、島嶼(とうしょ)防衛能力の強化を実現する」としており、今後、飛行が本格化する。

 佐賀から相浦への最初のオスプレイは25日午前10時ごろ離陸。プロペラやエンジンの音を響かせ、15分ほどで相浦に着陸し、その後も海側から相浦に入る訓練を繰り返した。佐賀から、有明海に出て、西九州道の南側の長崎県波佐見町の上空を経て佐世保市に入り、佐世保湾に出て海上を進むルートだった。

 佐世保市によると、今回の訓練は25~29日の午前8時~午後9時の間に実施すると、防衛省側から事前連絡があった。佐賀駐屯地や相浦駐屯地によると、オスプレイの操縦士が、連携する各駐屯地や基地へ飛行するうえで、操縦や地形などに慣れるのが目的。

 佐世保市は25日に14回の…

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