「眺めてうっとり、かじって甘い」――。佐賀県が7年かけて開発したイチゴの新品種「いちごさん」が今季デビュー7年目を迎えた。市場の評価は上々だが、担い手不足という課題も。自慢の地域ブランドを維持しようと、生産現場の努力が続く。
「いちごの日」の1月15日、東京・表参道のカフェやレストランとコラボした「いちごさんどう2025」がスタートした。
資生堂パーラーやアフタヌーンティー、キルフェボンなどの計10店が、タルトやミルクレープ、ソーダなど、いちごさんを使ったメニューを最長で3月末まで提供。2月1日には大阪、京都両市内のレストランでもフェアが始まった。
いちごさんどうは今年で4年目で、1月15日のイベント発表会では、山口祥義知事がゲストの俳優茅島みずきさんにいちごさんをプレゼント。知事と楠泰誠・JAさが組合長らは三越日本橋本店でトップセールスも行った。
いちごさんは12月ごろから翌年6月ごろまでが収穫期で、2~3月に迎える最盛期に向け、いちごさんをデザインしたバルーンの係留など、ほかにも様々なPRイベントが計画されている。
いちごさんは、県が「さがほ…