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入場行進を先導する早稲田佐賀の渡辺隆太さん=2025年7月4日、さがみどりの森
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 5日開幕の第107回全国高校野球選手権佐賀大会(朝日新聞社、佐賀県高校野球連盟主催)を前に、会場のさがみどりの森球場(佐賀市)で4日、開会式のリハーサルがあった。

 選手宣誓の大役を担う太良の織田隆太郎主将(3年)らが参加、入場行進の手順などをチェックした。

 佐賀大会では、初めて野球部員が開会式の先導役を務めることになり、早稲田佐賀の渡辺隆太さん(3年)に白羽の矢が立った。同校では6月30日にメンバー発表があり、登録の20人から外れたという。「悔しさもあったが、何らかの形を残し終わりたかった」と渡辺さん。

 同校は今夏県内最多の部員数71人。代表して制服姿で先頭を歩くことになり、「しっかりと堂々と胸を張って」と参加36校を導く決意を語った。

 国歌を独唱するのは佐賀女子高の向優華さん(3年)。「いろんな人たちに向け歌えるのはめったにないので頑張る」。昨年の「瀧廉太郎記念全日本高校声楽コンクール」で1位に輝き、今春は県高校総体の開会式でも独唱した。その時はSAGAアリーナで、「自分の声が室内だと響いてかえってくるが、外だとそれがないので難しい」と話した。

 今大会では猛暑対策にも取り組む。しばらく猛暑が続く予報で、大会本部は急きょ、開会式での選手が着座する時間を長くした。また、試合では原則3回、給水タイムを取り、新たにベンチ裏にシャーベット状の飲み物を用意、選手の深部体温の上昇を抑えるなど熱中症予防に努める。観客にも十分な対策を呼びかけている。

 開会式は5日午前10時から。入場料は大人600円、高校生200円、中学生以下無料。35試合全てみどりの森であり、日程が順調に進めば21日に決勝を迎える。

大会審判団の皆さん

 委員長 笠継明(県公式野球審判協会会長)▽審判長 諸隈勝美(同理事長)▽副審判長 吉村俊也(同副理事長)▽委員 竹内雅敏、荒田博記、古川一孝、中村明広、本山信、百武英樹、一番ケ瀬正成、平山博久、青木亮太、池田貢久、池田祐樹、石井尚幸、井上誠一郎、今村陽介、岩尾隆一、内田圭二、江口裕武、江島弘朗、大嶌邦彦、岡崎波留、小川聖史、鹿毛大雅、片渕英昭、加茂義基、加茂裕基、川崎明、川崎良太郎、紀伊浩、木原智範、久我大輔、久保洋、久保一稀、久保颯、黒木智文、古賀孝幸、坂元弘睦、七田哲也、篠原裕典、杉山幸也、瀬戸慎也、園部朝久、高塚多把佐、高島修平、田渕精一郎、筒井修、土谷直樹、手島徳久、中尾耕二、納所宏幸、原悠平、原田信行、平野一也、広瀬央、福島厚、本田剛士、真崎秀則、松本京子、水竹道夫、村岡亮典、山下拳貴、山田賢一、山本逞矢

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