初優勝を決めて喜ぶ石橋の選手たち=2024年7月28日午後1時8分、エイジェック、上嶋紀雄撮影

 第107回全国高校野球選手権栃木大会(前年優勝校 石橋 前年参加チーム数56)

 昨秋と今春の県大会を制した佐野日大が、頭一つ抜けている。秋の投手陣はエースの洲永俊輔頼みだったが、春は2年生の鈴木有が奮闘。安定感のある投球で、関東大会では背番号1をつけるまで成長した。打線も春の県大会では決勝以外すべてコールド勝ちするなど、破壊力がある。

 4年ぶりの優勝を狙う作新学院は攻撃陣が強力で、今年は特に盗塁を絡めた機動力が光る。文星芸大付も攻守に力がある。

 宇都宮工は秋春とも県大会上位に進出し、県立校でも私立強豪と遜色なく戦えることを示した。国学院栃木や青藍泰斗も楽しみな存在だ。

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