サーフィンに挑戦する児童ら=2025年9月2日、高知県黒潮町浮鞭、笠原雅俊撮影

 サーフィンのまちとして知られる高知県黒潮町の浮津海水浴場で2日、地元の上川口小学校の児童が授業の一環としてサーフィンに挑戦した。

 この授業は「ふるさとの海の美しさを肌で感じてほしい」と町内の小学校で交代で毎年続けられている。今回参加したのは5、6年生の8人。

 最初に浜辺のごみを拾い、海をきれいにした。その後、6人の地元サーファーからサーフボードの上での基本動作などを教わって海へ向かった。

 高さ1メートルほどの波にのまれて何度も転げ落ちながらも、子どもたちは次第に慣れ、見事に波乗りを決める姿も見られた。

 5年生の菅心渚(ここな)さん(10)は、プロサーファーを目指す姉の海音(みおん)さん(16)から直接指導を受けた。はじめは何度も落ちたが、やがて両手を広げて波の上に立った。「お姉ちゃんの教え方は上手だった。海がきれいでとても楽しかった」と笑顔で話した。

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