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外務省で行われたブラジル政府主催の午餐(ご・さん)会でおことばを述べる秋篠宮家の次女佳子さま=2025年6月11日午後1時50分、ブラジル・ブラジリア、井手さゆり撮影
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 ブラジルを訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは11日、首都ブラジリアで外務省を訪れ、日本とブラジルの外交関係樹立130周年の記念式典に出席した。両国の国歌が演奏されたあと、佳子さまは「今後、両国間の協力関係がさらに深まり、末永く続くことを願っております」と日本語であいさつ。出席した日系団体のメンバーらが拍手を送った。続いて行われた記念の午餐(ごさん)会であいさつに立ち、「日本とブラジルの人々がさらに交流をすすめ、これからも大切な友人、アミーゴとして、寄り添いあう未来を思い描いております」と語った。

 着物姿の佳子さまは、お住まいでブラジルの国花であるイペーが育てられ、毎年花を咲かせていると紹介。「日本とブラジルの友好関係も、様々な分野で花を咲かせており、新しいつぼみもふくらみつつあるように思います。関係する方々のご努力が実り、たくさんのつぼみが美しく花開くことを願っております」と述べた。

 その後、佳子さまは大統領府で同国のルラ大統領を表敬訪問した。佳子さまと大統領は握手を交わし、宮内庁によると、佳子さまは今回の訪問で日系人と会う中で「これまでのご努力、幅広いご活躍、ブラジル社会への貢献を改めて感じています」と話したという。また、天皇、皇后両陛下からの「両国の友好親善の一層の増進を願う」というおことばを伝えた。

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