モスクワで2019年11月28日、政府の会議に出席する当時ロシア副首相だったドミトリー・コザク氏(スプートニク)=ロイター

 ロシアのペスコフ大統領報道官は18日、プーチン大統領が出身地のサンクトペテルブルク副市長だった時代からの友人で、政権で長く危機管理を担ったドミトリー・コザク大統領府副長官(66)が辞表を提出したと認めた。コザク氏は2022年2月に始まったウクライナ侵攻に強く反対したと西側メディアに報じられ、国内でほとんど動向が伝えられなくなっていた。

 コザク氏の辞表提出は前日、大手紙RBCが独自情報として伝えた。

 コザク氏はウクライナ生まれ。プーチン氏が00年の大統領就任後、サンクトペテルブルクから登用した多数の同年代の官僚の1人だった。「根っからの法律家」を自認し、08年からは副首相。14年ロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合した後は同半島の「ロシア化」を担った。

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