6月3日の韓国大統領選に向け、保守系与党・国民の力は5月4日、党の公認候補となった金文洙(キムムンス)前雇用労働相と、無所属での立候補を表明した韓悳洙(ハンドクス)前首相の候補一本化を推進する組織を設置することを決めた。聯合ニュースによると、早ければ5日に発足する見通しだという。
世論調査では進歩(革新)系最大野党・共に民主党の公認候補の李在明(イジェミョン)前代表が支持率でトップを走り、保守系の候補らは大きく引き離されている。このため、李氏に対抗するには保守系の候補の一本化が不可欠とみられ、金氏と韓氏の動きが注目されている。
国民の力の報道官は4日、一本化を推進する組織を選挙対策委員会の中に設置する方針を明らかにしたうえで、この組織を通じて韓氏側と交渉していくとした。大統領選の候補者登録の最終日は11日だが、一本化のデッドラインについて報道官は「相手の意思を公式に確認してみる」と述べるにとどめた。