茨城県

 茨城県は24日、土浦市の認可外保育施設「オレンジ保育室」(斎藤秀介・設置者)が、児童福祉法に基づく改善勧告に従わず期限内に報告書を提出しなかったとして、施設名を公表した。児童を受け入れないよう指導したが、同日時点で営業を続けているという。

 オレンジ保育室は昨年3月に設置された。設置届では0~4歳児が対象で、開所時間は午後8時~翌午前4時。

 6月に県と市が合同で立ち入り調査をしたところ、従業員名簿や保育の安全計画といった必要書類が確認できなかった。改善報告書の提出を再三求めたが応じず、市は12月に改めて立ち入り調査をしたところ、無資格者1人のみで0歳児3人を保育している基準違反の状況を確認したという。

 県と市は今月23日を期限とする改善報告書を出すよう再度求めたが、提出していないという。

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