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「学生服リボン」の店内。近隣の中学校や高校の中古の制服が保管されている=2025年2月27日、埼玉県坂戸市、小林未来撮影
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 リユース学生服を販売する「学生服リボン」(埼玉県坂戸市)。店内にはブレザーや学ラン、スラックス、スカート、ワイシャツといった制服がところ狭しと並ぶ。近隣7市町の中学、高校約50校分の制服が300着ほどあるという。

 いずれも中古品だ。

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 卒業したりサイズアウトしたりして着なくなった制服を預かり、販売している。価格は服の状態にもよるが、上下でおおむね1万円。売れたら元の持ち主に1千~3千円程度を支払う。趣味目的の購入を防ぐため、購入者には子どもと一緒に買いに来てもらう。子どもが来店できない場合は生徒手帳を見せてもらう。

 店を営む鈴木さとみさん(59)が事業を始めたのは2017年。ちょうど長女が中学に入る年だった。長女の制服はリボンなども含めると一式約5万円。鈴木さんは貯金から買うつもりでいたが、長女自身が近所の人からおさがりをもらってきたという。

 物価高にともなって中高生が着る制服も値上がりを続けています。父母の負担を抑えるため、制服のリユースが各地で定着するほかにも、さまざまな取り組みが各地で広がっています。記事の後半でそうした事例を紹介しつつ、物価高時代の学校制服のあり方について専門家に聞きました。

 その制服を普通に着ている長…

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