パレスチナ自治区ガザの停戦・人質解放交渉について、米ホワイトハウスのカービー広報補佐官(国家安全保障担当)は23日、記者団に対して「前進している」と述べた。交渉の焦点であるエジプトとガザ境界のイスラエル軍の駐留については、イスラエル側が一部譲歩したとも報じられたが、ハマス側の態度も含め見通せない要素が多い。
カービー氏は、22日にエジプトのカイロで再開した米国とイスラエルとの高官協議が、週末にかけて続くとの見通しを示した。米中央情報局(CIA)のバーンズ長官も加わるという。
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交渉の焦点は、エジプトとガザ境界のイスラエル軍の駐留状況だ。イスラエルは、エジプト側からガザへと武器が運び込まれ、ハマスの軍事力の再建に寄与するのを防ぐため、軍の駐留が必要との立場だ。ハマスは、イスラエル軍の「完全撤退」が停戦の条件だという立場を変えていない。
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