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第97回選抜高校野球大会の初戦で対戦する健大高崎の青柳博文監督(右)と明徳義塾の馬淵史郎監督=2025年3月17日午前9時18分、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、中沢絢乃撮影

 第97回選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。昨春に初優勝し、3年連続8回目の出場となる健大高崎(群馬)は、4年ぶり21回目出場の明徳義塾(高知)と、大会第1日第3試合(18日午後3時半開始予定)で対戦する。初戦を前に、健大高崎の青柳博文監督(52)と明徳義塾の馬淵史郎監督(69)に対談してもらった。

――相手チームの印象は

 青柳 非常に強豪校で、一番対戦したくない相手だ。厳しい戦いが予想される。

 馬淵 相手は優勝候補。対戦できることはうれしい半面、厳しい戦いになるかなと。

――予想する試合展開は

 青柳 なかなか点は取れないと思うので、なるべくミスをせず、しっかり守って、接戦で食らいついていきたい。

 馬淵 元々さほど打てる打線ではない。いつも通り(エースの)池崎がしっかり投げ、守りのリズムを作り、攻撃のチャンスがくれば、そこで攻めていきたい。いつも通りの戦いができれば、勝負にはなる。

――攻撃のポイントになる選手は

 青柳 1、2番打者がしっかり出塁し、中軸で点を取るイメージでいるが、なかなか取れないと思う。2死からでも1本出せるような野球をしたい。

 馬淵 うちも同じ。しっかり守り、少ない好機で先に点を取りたい。先取点がものすごく影響する試合になると予想している。「あまり欲を出さず、ちゃんと守ろう」と言っている。

――チームの状態と意気込みを

 青柳 エースの石垣は(左脇腹を)痛めたが、本人は回復して「いきたい」と言っている。今日(17日)の練習を見極めながら登板させるかどうか決めたい。ほかの選手はけがなくやっている。いい試合ができるように頑張る。

 馬淵 甲子園に来ても練習不足にはなっていない。状態は、まあ良い。石垣投手が故障と聞いている。それなりに勝機はあると思う。優勝を狙うなら(石垣投手)を休ませた方が良いですよ。勝てば(2回戦まで)中4日空く。

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