従来の健康保険証の有効期限が迫っている。後期高齢者医療制度と国民健康保険(国保)の多くの健康保険証は今月31日で期限が切れ、医師の診察を受ける際は「マイナ保険証」か「資格確認書」を使う必要がある。健康保険組合などの健康保険証も12月が期限となっており、注意が必要だ。

 健康保険証は昨年12月2日に新規発行が停止され、どの医療保険制度に入っていても、今年中に有効期限を迎える。マイナンバーカード(マイナカード)に健康保険証の機能を加えた「マイナ保険証」に本格移行させる、政府方針のためだ。

 有効期限は保険証に日にちが書かれていればその日まで。制度別に見ると、75歳以上の人が入る後期高齢者医療制度の有効期限は7月31日まで。自営業や無職の人らが入る国保も、自治体によって違うが多くは31日まで。大企業の社員らが入る健康保険組合、中小企業の社員らが入る協会けんぽといった被用者保険は、保険証に期限が書かれていないことが多く、その場合12月1日までが期限となる。

保険証の期限切れ、今夏にも 保険や保険証の種類で異なる期限に注意

 期限が切れたらどうしたらよいのか。

 マイナ保険証を使うには、マイナカードを持っているだけでなく、登録手続きが必要になる。医療機関や薬局の窓口にあるカードリーダーにカードをかざせば、その場で登録できる。政府のオンラインサイト「マイナポータル」、コンビニにあるセブン銀行ATMでもいつでも登録ができる。

登録していない人・マイナカードない人は?

 登録していない人や、そもそ…

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