20日投開票の参院選で、東京都東久留米市の開票所で投票用紙に似た紙が38枚見つかった。市選管は、公職選挙法上の「所定の用紙を用いないもの」に該当すると判断し、いずれも無効票として処理した。投票時、意図的に混入されたとみているという。
市選管が21日に発表した。市選管によると、紙には特定の政党名などが書かれており、20日夜の開票作業中に見つかった。38枚のうち10枚は東京選挙区、28枚は比例代表に混入していた。実際の投票用紙と色や大きさは似ていたが、一目で偽物と判断できるようなものだったという。
市選管は「投票の秘密に関わる」として、紙に記載されていた具体的な内容は明らかにしていない。