農林水産省は27日、備蓄米の「随意契約」について申し込みがあった社名を公表した。小泉進次郎農水相は6月上旬に店頭に並び始めるとの見通しを示しているが、業者によっては時期が遅れる可能性もある。販売店舗が大手に偏りがちな点も課題だ。
農水省は27日、同日午前9時までに19社が申請したと公表した。さらに朝日新聞の取材では、少なくとも4社がこの19社以外に申請している。これら計23社のうち、申請量の分かった22社分を合計すると、約12万5千トン。当面の放出枠としている30万トンの約4割が、すでに埋まったことになる。
また、小泉農水相は27日夜、SNSに「申し込みは30社超、(申請量は)約15万トン」と投稿した。
流通大手のみならず、ドラッ…