高騰するコメの価格を抑えるため、備蓄米の入札に業者が参加する際の条件を政府が緩和する方向で検討していることが8日、分かった。政府は2月に備蓄米の放出を発表し、4月には追加放出を決めたが、米価の高騰が続いているため、さらなる対応が必要と判断した。
政府高官が8日、取材に明らかにした。政府は現在、参加業者を大規模な集荷業者に限ったうえで、備蓄米の入札を行う際、放出したコメを売り渡してから1年以内に買い戻すことを条件にしている。
政府は、1年以内に買い戻す条件を緩める方向で検討している。条件の緩和により幅広い業者の参加を可能にすることで、流通経路を広げて市場への供給を増やし、米価の下落を促す狙いがある。
これまでに政府は、コメの流…