農林水産省は27日、前日から受け付けを始めた備蓄米の「随意契約」に、同日午前9時までに19社から申しこみがあったと発表した。19社の購入申請量の合計は9万824トン。当面の放出枠としている30万トン(2022年産20万トン、21年産10万トン)の3割が、すでに埋まったことになる。
19社は、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス▽サンドラッグ▽スーパーを運営するオーケー▽アイリスアグリイノベーション▽楽天グループ▽諸長▽JMホールディングス▽カインズ▽ミスターマックス▽シジシージャパン▽マルアイ▽ゼンショーホールディングス▽ベルク▽三和▽酒商増田屋▽タイヨー▽斉鑫▽東穀▽宮城商事。
業者への売り渡し価格は、玄米60キロあたり平均で税抜き1万700円(5キロ換算で892円)。これまでの入札による放出時の半額ほどだ。
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