優勝パレード担当の兵庫県職員が死亡　内部告発で「疲弊」と言及

　兵庫県の斎藤元彦知事は24日、昨年のプロ野球阪神・オリックス優勝パレードを担当していた元課長が4月に亡くなっていたと明らかにした。関係者によると、自殺とみられる。

　3月に斎藤知事らを内部告発した元西播磨県民局長（60）の文書は、元課長がパレードに関する業務で疲弊していたなどと指摘していた。

　2023年11月に開かれたパレードは県や大阪府などでつくる実行委員会が主催。関係者によると、元課長はパレードの担当で、今年4月20日に急死した。職員向けに訃報（ふほう）が通知されたのは3カ月後の今月23日だった。

　斎藤知事は24日の会見で「遺族の意向で公表していなかった。パレードにご尽力いただき、お悔やみを申し上げたい」と語った。