吉平敏孝氏

 日本維新の会は、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に元三菱商事社員で兵庫県洲本市出身の吉平(よしひら)敏孝氏(44)を公認候補として擁立する方針を固めた。党関係者への取材でわかった。28日にも神戸市内で立候補会見を開く予定という。

 吉平氏は東京大法学部を卒業後、三菱商事を経て2023年、維新の会の衆議院東京都第3選挙区支部長に就任した。昨秋の衆院選で東京3区から維新の公認候補として立候補し、自民の石原宏高氏に敗れていた。

 兵庫選挙区では前回改選時の19年、維新公認で現職だった清水貴之氏がトップ当選したが、任期途中の昨秋、県知事選に立候補したため自動失職。今夏の立候補を見送り、維新は候補者選びを続けてきた。

兵庫選挙区の顔ぶれ

 兵庫選挙区には26日現在、自民現職の加田裕之氏(54)、公明現職の高橋光男氏(48)、共産新顔で元県議の金田峰生氏(59)、国民民主新顔で元経産省職員の多田ひとみ氏(44)、れいわ新顔で元ユネスコ(国連教育科学文化機関)職員の米村明美氏(65)、参政新顔の藤原誠也氏(36)、無所属新顔で元明石市長の泉房穂氏(61)が立候補を予定している。

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