宝塚歌劇団の娘役として活躍した俳優の加茂さくら(かも・さくら、本名大谷照子〈おおたに・てるこ〉)さんが21日、肺がんのため死去した。87歳だった。通夜は24日午後6時、葬儀は25日午後2時から兵庫県尼崎市西長洲町2の2の46のクレリ尼崎ホールで。喪主は弟清さん。
1955年、宝塚歌劇団に入団。優れた歌唱力の娘役で、宝塚歌劇史に残るプリマドンナとして知られた。代表作「花のオランダ坂」「クレオパトラ」でヒロインを演じた。71年に退団後はドラマや映画に出演。ワイドショー「3時のあなた」の司会も務めた。2014年に「宝塚歌劇の殿堂」入りした。