文具店だった木造住宅をアートをテーマにした交流拠点に改修する計画が、大阪府貝塚市の水間寺のそばで進められている。クリエーターと地域の人が一緒にワークショップを開くなどして、子どもからお年寄りまでが集える「みんなのおもちゃ箱」のような場所にすることをめざしている。
数十年前まで文具やプラモデルを売る店が営まれていた木造住宅は、水間寺近くの橋のたもとにある。かつて、厄よけ観音で知られる寺の門前町としてにぎわった周辺には歴史的な街並みも残るが、いまは閉じた店も多い。
この地域で育ったエステサロン経営の津村明香さん(41)は「地域を何とか元気にして、子どもたちにその未来と可能性を感じて欲しい」と、活性化策を模索してきた。
注目したのがアート。自然豊…