プロ野球の阪神タイガースで61勝をあげた青柳晃洋(31)の東京ヤクルトスワローズ入団が、7月31日に正式に決まった。セ・リーグ最下位に低迷するヤクルトだが、けがで戦列を離れていた村上宗隆、長岡秀樹が復帰するなど明るい兆しも。青柳の加入で最下位からの巻き返しに勢いがつくか。
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青柳は昨オフにポスティングシステムを利用して、大リーグ・フィリーズとマイナー契約を結んだ。しかし、メジャーでの登板はなく、フィリーズ傘下の2Aチームを7月23日に自由契約になった。
青柳によると、その後も大リーグ球団からのオファーを待ったが、連絡がなく、ヤクルト入団の運びになったという。
「2Aに落ちてから、ずっと大リーグ球団への移籍を探していたが、なかった。米独立リーグやメキシコでのプレーも考えたが、家族もいるので、日本球界復帰を決めました」
古巣の阪神は、支配下選手枠の70人にすでに達していたこともあって、声がかからなかった。
ヤクルトは縁のある球団だった。
母親がかつてヤクルトの配達…