シュートを放つ渡辺雄太選手=2025年8月30日午後3時21分、高松市サンポート、斉藤夏音撮影

 プロバスケットボールBリーグ3部(B3)の香川ファイブアローズは30日、高松市サンポートのあなぶきアリーナ香川で、B1の強豪・千葉ジェッツを迎えてプレシーズンマッチを開催した。米NBAで6年間プレーした三木町出身の渡辺雄太選手(30)が出場。高校時代以来となる地元でのプレーに、観客席からは大きな声援が飛んだ。

 試合開始のブザーとともに、観客の視線は渡辺選手に集まった。第1クオーター中盤、渡辺選手が放った3ポイントシュートがリングを射抜くと、スタンドは割れんばかりの歓声に包まれた。後半も渡辺選手は攻守にわたりチームを牽引(けんいん)し、チーム最多の25得点の活躍を見せた

 千葉はパリ五輪で日本代表主将を務めた富樫勇樹選手や、19歳の新鋭・瀬川琉久選手も司令塔として存在感を示した。それでも試合は、アローズのアレックス・デイビス選手や高橋克実選手らが6699人の観客の声援を背に粘り強く攻め、最終的には70―57で勝利を収めた。

 渡辺選手は試合後の会見で、「この会場でプレーできたことは、僕にとって一つの夢がかなった瞬間でした。本当に感謝です。香川でバスケが盛り上がるのはうれしいこと。バスケットの熱がさらに高まっていくことを期待している」と語った。

 あなぶきアリーナでのアローズの試合開催は今回が初。観戦チケットは一般販売開始から数分で完売し、会場はチームカラーの黄色で染まった。

 渡辺選手と同じ中学校出身で、バスケ部に所属する中学3年生の柏原大志さん(15)は、「渡辺選手のプレーは本当にかっこよかった。どんなプレーでも頼りになる選手でした」と笑顔だった。

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