6年ぶりに東京ドームで開かれる大リーグの開幕戦では、史上初めて日本人投手が先発で投げ合うことが決まっている。ドジャースの山本由伸(26)とカブスの今永昇太(31)について、元大リーガーの野球解説者長谷川滋利さんに今季の活躍を占ってもらった。
――久しぶりの日本開幕となった大リーグの公式戦で山本投手、今永投手が開幕投手を務めることになりました。
「素晴らしいですよね。米国でも開幕投手を任されるのはとても栄誉なことです。しかも、両投手とも『日本開催だから』というより実力で勝ち取った開幕投手だと感じます」
「ドジャースの山本投手は昨年のポストシーズンで良い投球をしました。(ほかに開幕先発の有力候補だった)スネル投手は新加入でゆっくり調整させたい、グラスノー投手は故障明けという事情もあったでしょう。カブスの今永投手は昨季チームトップの15勝(3敗)を挙げましたから納得ですよね」
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「エンゼルスの菊池雄星投手も開幕投手に告げられています。私が大リーグにいた当時は野茂(英雄)君ぐらいでしたから、めちゃめちゃうれしいことです。才能のある投手が次々に海を渡っていますから、そのうち何人も日本人が開幕投手を務めるということも珍しくなくなるでしょうね」
――ドジャースの山本投手は順調な調整ぶりを見せていますね。
「10日(日本時間11日)…