「日本初の新型乗り物」。自動車部品メーカーの山田製作所(群馬県伊勢崎市)が23日、こんな触れ込みの1人乗り四輪電動車両「Lactivo(ラクティボ)」を発売した。運転免許証を返納した高齢者らの利用を想定しているが、ユニークなのはちょっとしたテクニックや慣れを求めている点だ。5月上旬に同県渋川市であった試乗会に出かけた。
ラクティボは電動キックボードと同じ「特定小型原動機付き自転車」で、16歳以上なら免許なしで運転できる。同社によると、四輪で認定されたのは国内初という。車道のほか、自転車通行可の歩道を走れる。
最高速度は車道では時速12キロ、歩道では6キロに設定され、自分で切り替える。ブレーキは左右のハンドルについている。価格は34万8千円。
早速試乗した。右ハンドルを…