地域の子どもたちが英語に触れる機会を増やそうと、独自の取り組みを進める自治体が増えてきた。オンラインで海外の講師とつなぎ、児童に英会話を楽しんでもらったり、未就学児から切れ目なく英語に親しむ環境を整えたり。英語に対する抵抗感をなくすだけではなく、他地域との差異化を図り、子育て世代の移住定住につなげる狙いもあるようだ。
「あなたは何色が好きですか?」
「私は赤が好き」
5月14日、茨城県境町立猿島小学校の6年生の教室では、約30人の児童が席に座り、机上に設置した端末の画面越しにフィリピン人の英語講師と会話を楽しんでいた。
フィリピン在住英語講師と1対1
質問を受け、英語で即答。そ…