和歌山県すさみ町立周参見小学校の児童が22日、アドベンチャーワールド(白浜町)を訪れ、自分たちが収穫したサツマイモを動物にプレゼントした。食べ物の大切さを学んでもらおうと、アドベンチャーワールドとJA紀南すさみ支所が企画した。
児童らは5月に学校近くの農家の畑にサツマイモの苗を植え、今月11日に収穫。約120キロを園に贈った。
この日、1、2年生27人が園を訪れ、ふかしたイモを試食したあと、園内のサファリワールドで、アフリカゾウとマレーバク、マントヒヒにサツマイモをプレゼントした。アフリカゾウは児童がイモを差し出すと鼻を伸ばしてつかみ、口に運んでいた。児童たちは「自分たちで育てたイモをおいしそうに食べてくれてうれしい」などと喜んでいた。(勝部真一)