2030年度にも導入される次期学習指導要領の改訂に向け、教育課程編成の柔軟化の議論が進む中、それぞれの子どもの学びのペースで、子ども自身が授業の時間割を考える学校も出てきている。名古屋市の小学校の実践から。

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 16日の月曜日は3時間目に国語、4時間目は社会。17日の火曜日は2、3時間目は算数――。

 昨年12月、名古屋市立山吹小学校を訪ねると、5年生の教室では、ある児童が、自身が計画した「週計画表」(時間割)の振り返りを書いていた。30以上ある項目の中から「手遅れにならないうちに計画を修正できる」「困難があってもあきらめずに努力してやりとげる」などを選び、具体的に記述していく。

自分で計画した1週間の時間割と目標を元に振り返る児童=2024年12月19日、名古屋市立山吹小学校、宮坂麻子撮影
  • 朝日新聞無料セミナー開催「学校主体の新たなカリキュラム 次期指導要領の展望と先行実践」

 同校では、2020年度から…

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