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 文部科学省は26日、入試合格者が大学に払う入学金の負担軽減を求める通知を全国の私立大に出した。最終的に入学しなかった大学にも払う「二重払い」が学生の負担だと指摘されており、通知では納付時期を複数回にするなどの配慮を求めた。

 文科省幹部は「進路選択の幅を狭めないよう、大学側には受験生らの事情に即した対応をしてほしい」と話す。

 入学金は、入学資格を得るための納付金。各大学の納付期限や合格発表日の違いにより、結果的に入学しない大学にも払うことがある。志望順位の高い大学の合格発表前に、「滑り止め」で合格した他大学の納付期限がくる場合などだ。文科省は、大学入学者全体の23.5%(約15万人)が、入学しなかった大学に払っていると推計する。

 今回の通知では、「高等教育…

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