愛知県立豊橋東高校の2年生に、大学受験を見据えたオープンキャンパスの歩き方を講演する後藤憲浩さん=2025年5月22日午後1時38分、名古屋市の愛知大学名古屋キャンパス、鈴木裕撮影

 大学のオープンキャンパスで、将来のキャリアを築くためのヒントをどう見つければいいのか。愛知大学(名古屋市)入試課の職員で、高校生向けに多数の講演をしている後藤憲浩さん(46)に「賢いオープンキャンパスの歩き方」について聞いた。

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 ――すでにオープンキャンパスが始まっている大学もありますね

 オープンキャンパスのシーズンは以前、夏休みと春休みの長期休暇がメインでした。最近は、夏休みの前、5月ごろから土曜日や日曜日に設定する私大も出てきました。

 高1から参加する生徒も増えてきています。愛知大のオープンキャンパスは昨夏、2年生の参加者数が3年生を上回りました。

 大学入試の時期が早まり、「年内入試」の総合型選抜は10月ごろ、学校推薦型選抜は11月ごろに始まります。それに備えるには、高3の夏にオープンキャンパスに行っていては間に合いません。 高1、高2のうちに参加するよう高校も指導しています。大学めぐりのスタンプラリーを夏休みの課題にしている高校もあるそうです。

学年ごとに異なる、参加の意義

 ――高1と高2、高3では、オープンキャンパスに参加する意識も違いそうですね

 オープンキャンパスでは、各…

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