レモネードを売った利益を小児がん治療の研究や患者の支援活動などに寄付する「レモネードスタンド」が14日、各地で開かれた。横浜市都筑区の荻原沙織さん(45)がインスタグラムなどで呼びかけ、32都道府県、61カ所で団体や個人が参加を表明。参加者が思いを込め、一斉にシャボン玉を放つ取り組みもあった。
荻原さんは4年前、中学2年だった長男の理(さとる)さんを、胸の縦隔にできた胚(はい)細胞腫瘍(しゅよう)の絨毛(じゅうもう)がんで亡くした。診断されたのはコロナ禍が広がった2020年7月。10カ月の闘病ののちに自宅でみとった。
22年、「いつか治せる病気になってほしい」と願って団体「小児がん支援レモネードパーク」を設立。夫の淳(あつし)さん(49)や少年野球チームで一緒だったママ友らと活動を始め、2年前から米国の「レモネードスタンドの日」である6月12日に合わせて一斉開催を呼びかけてきた。シャボン玉の取り組みは昨年から始めた。
荻原さんは「同じ日にスタン…