Smiley face
写真・図版
高校総体初優勝を決め、選手に胴上げされる駿台甲府の八田政史監督=2024年8月13日、福岡県立久留米スポーツセンター体育館、棟形祐水撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 全国高校総体の男子ハンドボール決勝が13日、福岡県久留米市であり、駿台甲府(山梨)が香川中央を32―23で破り、初優勝した。3月に岐阜県であった全国高校ハンドボール選抜大会に続いて高校2冠を達成した。

 駿台甲府は、今大会初戦となった2回戦、3回戦、準々決勝をいずれも40得点台という圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた。準決勝でも36得点と、強力なオフェンスで相手を寄せつけなかった。

 決勝は駿台甲府が持ち前の堅い守備と速い攻撃で、前半を18―8と大きくリード。後半に入って、香川中央が一時4点差まで詰め寄ったが、古沢宙大(そら)主将が要所でシュートを決め、振り切った。

 守備の要である内田蓮選手の献身的な守備や、ゴールキーパー堀川陸選手の好セーブも光った。

 駿台甲府は全国的な強豪として知られ、高校総体には31回連続で出場しているが、最高成績は3位(2018年、21年、22年)で、優勝には手が届かなかった。22年春に、東京・東久留米西中から、古沢主将ら全国中学校大会の優勝メンバー5人が入学し、注目を集めていた。

 選抜、高校総体、国体の高校3冠を目標にしている古沢主将は「守備を鍛えてきた結果が出てよかった。ミスしないようプレーを一つ一つ修正して3冠を狙いたい」と優勝を喜んだ。

レギュラーの半数以上が進学コース、選手の自己解決力を重視

 駿台甲府はかつて全国大会の…

共有