全国大会に出場する代表に選ばれた女声合唱団Mimosa=2025年6月8日、和歌山市七番丁、榊原織和撮影

 第48回全日本おかあさんコーラス関西支部和歌山大会(全日本合唱連盟関西支部、県合唱連盟、朝日新聞社主催、キユーピー協賛、県など後援)が8日、和歌山市の和歌山城ホールであった。8団体延べ137人が出場し、女声合唱団Mimosa(ミモザ)が8月に山形市である全国大会に出場する代表に選ばれた。

 ミモザは14人で和歌山市を拠点に活動している。大会では女声合唱用に編曲した新曲を披露。黒いドレスの腰に着けた黄色の一枚布を広げる振り付けも加え、華やかに歌いきった。安本良子さん(74)は「リズムを合わせるのが難しい曲だが、乗れていた。8月に向け今日から一層がんばりたい」と全国大会への抱負を語った。

 選考委員を務めた声楽家の佐々木ひろ子さんは「舞台に乗った瞬間に空気を変えるようなステージングを意識している団体が多く印象的だった。感情表現するときに発声が崩れることがあるので、両立をトレーニングしてほしい」と講評した。また、芸術性や演出を評価する「あじさい賞」が3団体に贈られた。

 第58回県合唱祭も続けて開かれ、県内の合唱団体や中学・高校の合唱部など24団体が出場した。特別企画として、詩人・和合亮一さんの詩に、選考委員で作曲家の土田豊貴さんが作曲した「同声または混声合唱とピアノのための『対話』」を、総勢約170人の公募合唱団で演奏した。

 和歌山大会の出場団体と結果は以下の通り。(○はあじさい賞)

○ADIRA、岩出市コーラスクラブ、笠田ひまわりコーラス、コア・ブレーメン、○コーラス・パレット、○ささゆりコーラス、女声合唱団Mimosa、マリーナコーラス

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