小学6年生と中学3年生が毎年4月に受ける全国学力調査の一部が14日、始まった。
例年は1日での一斉実施だったが、今年度は初めて、端末を使ってオンラインで出題・解答するCBT(Computer-based Testing)方式を中学理科で導入。ネットワーク全体の負荷軽減を考え、CBT方式のみ各校に日程を割り当て、14~17日に分散実施する。他の教科は17日に実施する。
文部科学省によると、国公私立の小中学校計約2万8千校(全体の97・6%)、約200万人が参加する。実施教科は、国語、算数・数学、理科の各学年3教科ずつ。問題・解答は17日に公表される予定。また、結果は7月以降に公表される。
CBTは、学力調査と同時に行われる生活習慣や学習意欲などに関するアンケートでは、昨年度から導入されていた。今後、他教科に広げていく方針で、26年度は中3理科に加えて中3英語も、27年度からは小中全ての教科がCBT方式になる予定だ。