優勝した神戸大学付属中等教育学校の岩田智則さん(左)と佐藤航太さん(右)、麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手=2025年1月11日、朝日新聞大阪本社

 全国の高校生が頭脳スポーツとして麻雀(マージャン)の腕を競う全国高等学校麻雀選手権プレ大会(大阪大会、朝日新聞社主催)が11日、朝日新聞大阪本社で開かれた。2人ずつのチーム戦で、12校から15チームが参加し、神戸大学付属中等教育学校の佐藤航太さん、岩田智則さんのチームが優勝した。2人とも新年度が最終学年で、今夏に予定される全国大会の本戦出場シード権が与えられた。

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 中学2年から麻雀を始めた佐藤さんは「アプリでずっと打ってきて、自分のレベルを知れる機会がなかったので、結果が出て安心した」と喜んだ。岩田さんは昨年覚えたばかり。「こんなにいい結果になるとは。夏も勝ちにいきたい」と次を見据えた。

 麻雀のプロリーグ戦「Mリーグ」で活躍する麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手は、それぞれの試合を観戦し、「手牌(てはい)構成が良かった。手役もはっきりとしていて上手」と評し、特に佐藤さんについては「最終形が美しい。打ち慣れているのが伝わる」と解説した。

 部活動や同好会で麻雀を扱う学校ができはじめているが、同校にはまだない。佐藤さんは「きょう、他校の生徒と交流してそういう動きがあるのを知った。学校に持ち帰って、作れたらいいなと思う」と意欲を見せた。

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