20日に開かれる第72回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校前半の部で、15校のうち3校が課題曲も自由曲も同じ曲を選んだ。4曲から選ぶ課題曲はともかく、自由曲まで一緒になるのは珍しい。選曲の理由や聴きどころを聞いた。
同じ曲を選んだのは、金沢学院大付(高校前半の部の3番目)、幕張総合(同9番目)、春日部共栄(同14番目)。
3校は、課題曲Ⅲ「メルヘン」(酒井格作曲)と自由曲「スペイン狂詩曲」(ラベル)を演奏する。どちらも多彩な解釈ができる「名曲」だ。
幕張総合(千葉)は、一昨年の「道化師の朝の歌」、昨年の「ダフニスとクロエ」に続き、ラベル作品を選んだ。
吹奏楽部ではなく、日頃から…